米中の貿易戦争が激しさを増す中、アメリカの有力紙は１２日、トランプ政権が中国に対し、閣僚級貿易協議の再開を打診したと報じた。

「ウォール・ストリート・ジャーナル」の電子版によるとムニューシン財務長官らは今週、中国に対して閣僚級による貿易協議を数週間以内に再開することを打診したという。「第３弾」となる中国への制裁関税を発動する前に、アメリカの要求に応じるか、中国側に説明の機会を与える狙いがあるとしている。

また、関係者の話として、トランプ大統領がムニューシン長官に対し、米中協議を軌道に戻す権限を与えたと伝えている。

その一方、中国への対応をめぐっては政権内にはいまだ溝があるとも伝えていて、米中の対立が今後、緩和に向かうかは不透明。