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ノーベル文学賞“不祥事”残念~イシグロ氏

2018年9月13日 8:16

選考関係者の不祥事により今年の発表見送りが決まっているノーベル文学賞について、去年の受賞者である日系イギリス人の作家、カズオ・イシグロさんが12日、「残念だ」と話した。

ノーベル文学賞 カズオ・イシグロさん「(不祥事が)起きたことは非常に残念だ。解決されることを望む」

今年4月に受章した旭日重光章の伝達式の場で取材に応じたイシグロさんは、このように述べたうえで、「今回のスキャンダルとノーベル文学賞の実際の選考には関係がないと信じている」と繰り返し強調した。

この問題をめぐっては、スウェーデンの作家らが設立した団体が代わりとなる今年限りの新たな文学賞の設立を目指していて、村上春樹さんら4人が最終候補に選ばれている。