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苫東厚真発電所 全面復旧は11月以降に

2018年9月12日 2:35
苫東厚真発電所 全面復旧は11月以降に

北海道胆振東部地震の影響で故障した苫東厚真火力発電所について、北海道電力は、全面復旧は11月以降になる見通しを明らかにした。

北海道電力・阪井一郎副社長「苫東厚真火力発電所に関しては、損傷が確認されています。11月以降の(全面)復旧の見通しです」

地震の影響で一部が損壊した苫東厚真火力発電所。当初は、復旧に少なくとも1週間程度かかる見込みだった。しかし、ボイラー管の修理などに時間がかかり、3つある発電系統のうち、最も早いもので復旧は9月末以降、全面復旧は11月以降になる見通し。このため、国や北電は20%の節電を呼びかけている。

札幌市民「いつもつけている電気をつけないようにするとか。地震で気づいたのは、日常生活の中でいかに電気に頼っていたか」

北海道電力では、京極町の発電所を今月13日と14日に稼働させると発表。継続的な節電を呼びかけている。

一方、経産省は、この京極水力発電所が順調に稼働し、節電が定着していれば、道内で必要な電力供給を確保できるとして、2割の節電目標を来週から引き下げることを検討する考えを明らかにした。12日と13日も計画停電は行わない方針で、道民の生活や企業の生産活動を早く元に戻すことを目指している。