アメリカと北朝鮮の歴史的な首脳会談からまもなく３か月。１０日夜の深層ＮＥＷＳに出演したコリア・レポートの辺真一編集長は、拉致問題を含む日朝関係が近く動き出す可能性があると述べた。

辺真一氏「日本側が再三にわたって北朝鮮側にアプローチしている。安倍首相自らが再三にわたって北朝鮮に首脳会談の意思有りというメッセージを届けているというのが現実。水面下では７月に北朝鮮の要人と北村内閣情報官が会ったと。それを受けてきょうの韓国特使の金（正恩）委員長との会談の中身・結果の報告。そこで日朝問題、拉致問題についても取り上げたということですから、恐らくそれは日本側が要請した。そしてその回答を聞いたということですから、もしそれが前向きな返事ということであれば、これは当然、動くんではないかなと」

辺氏はまた、「拉致問題の解決なくして日朝国交正常化はない」との日本政府の基本姿勢が、「国交正常化のために拉致問題を解決しよう」という形に変わっているのではないかと指摘した。