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富士山の大規模噴火を想定 検討会始まる

2018年9月11日 20:50
富士山の大規模噴火を想定 検討会始まる

富士山が噴火し、首都圏に火山灰が降り積もった場合に、国はどう対応していくべきかを議論する検討会が、11日から始まった。

内閣府によると、富士山で大規模な噴火が起きた場合、噴き上げられた火山灰は神奈川県を中心として、東京都心にも降り積もると想定されている。

鉄道などの交通機関が長期間にわたって運行できない恐れがあるほか、電線に大量の火山灰が付着することで、広い範囲で停電が起きるなど、都市機能に深刻な影響が出るという。

11日から始まった火山の専門家らが集まる国の検討会では、富士山の大規模な噴火による火山灰によって、首都圏の道路や鉄道、電気や水道などのライフラインにどのような影響が出るのかを詳しく分析し、被害を少しでも減らすために国がどう対応していくべきか、基本的な考え方をこれから1年かけて検討することにしている。