ロシアに到着した安倍首相は、この後プーチン大統領との首脳会談を行う。北方領土問題で進展はあるのだろうか。

安倍首相「あらゆる分野で日露関係を進めながら領土問題を解決し、平和条約を締結する。その方向に向けてしっかりと前進していきたい」

会談の最大の焦点は北方領土での共同経済活動の実現。これまでに海産物の養殖など５項目の早期実現を図る方針で一致しているが、政府関係者によると今回、事業化の具体的なスケジュールなどで合意する見通しだという。

一方で、ある外務省幹部は「ロシアとの交渉はとにかく時間がかかる」と一筋縄ではいかない相手との認識も示している。

またロシアは日本が導入を進める新型の迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」に対して懸念を示すなど、安全保障面での溝も残っている。

会談では、非核化などを巡って、北朝鮮情勢についても話し合われる見込み。