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スルガ銀行パワハラ横行「首つかまれ壁に」

2018年9月7日 22:03
スルガ銀行パワハラ横行「首つかまれ壁に」

スルガ銀行による不正融資の原因を調べていた第三者委員会が会見し、日常的にパワハラが横行し、経営陣が問題を放置していた責任を厳しく指摘した。

第三者委員会、中村直人委員長「本件は組織的だと認定している。銀行の指揮命令系統を使って行われた行為、これは組織的行為とみるべきだろうと」

第三者委員会は、スルガ銀行では営業担当の本部長が暴君のようにふるまい、融資が妥当か審査する部門の人事にまで力を及していたと指摘した。

営業の現場では無理な目標が設定され、達成できないと「首をつかまれ壁に押しあてられ、顔の横の壁を殴られた」「死んでも頑張りますといったところそれなら死んでみろ」と言われたなど、どう喝する企業文化があったとしている。

一方、取締役会や経営会議には、問題となる情報が上がって来ない仕組みとなっていて、第三者委員会は、経営陣が不正の横行を黙認、放置していたことが一番の問題だと指摘し、「組織的行為」だと認定した。