×

スルガ銀行不正融資 日常的“パワハラ”か

2018年9月7日 18:50
スルガ銀行不正融資 日常的“パワハラ”か

スルガ銀行による不正融資の原因を調べていた第三者委員会が会見し、日常的にパワハラが横行し、経営陣が放置していた責任を厳しく指摘した。

第三者委員会、中村直人委員長「プレッシャーが非常に強かった。『数字ができないならビルから飛びおりろ』と言われた。上司の机の前に起立しどう喝される。机を殴る蹴る」

調査結果によると、スルガ銀行では営業担当の本部長が暴君のようにふるまい、融資が妥当か審査する部門の人事にまで力を及ぼしていたと指摘した。

営業の現場では、無理な目標が設定され達成できないと「首をつかまれ壁に押しあてられ、顔の横の壁を殴られた」「『死んでも頑張ります』といったところそれなら死んでみろ」「お前の家族皆殺しにしてやる」などどう喝する文化があったとしている。

一方、経営陣には問題となる情報があがって来ない仕組みで、第三者委員会は経営陣が不正が横行する風土を黙認、放置していたことが一番の問題だと追及した。