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真夏なのにコンビニで中華まん そのワケは

2018年9月5日 15:38
真夏なのにコンビニで中華まん そのワケは

真夏のコンビニのレジで売られている中華まん。なぜ真夏に中華まんなのか?そこには冬に向けた企業戦略があった。

ローソンがこの夏限定で売り出した“ひよこちゃんまん”。かわいらしい見た目で発売と同時に品切れする店が続出した。

夏に中華まんを発売するのは理由がある。冬の商戦に向けた下準備だ。ローソンによると消費者は、その年最初に食べた中華まんの店に通う傾向にあるという。つまり、いち早く中華まんを発売することで、その年はローソンの中華まんが食べたいと消費者に思わせるのが狙いだ。

ローソンでは他にも、定番商品の肉まんをはじめ、夏なのに様々な中華まんを発売した。さらに、ひよこちゃんまんのようなキャラクターまんは気温に関係なくヒットするという。すると、ひよこちゃんまんをきっかけに他の中華まんも売れ、消費者に味を覚えてもらえることから夏に発売したという。

また、ローソンでは前日との気温差を調べ、中華まんの販売数を調整している。これは気温が下がると中華まんの売れ行きが伸びるためで、今年の夏は豪雨の影響もあり気温差が大きい日が多く、中華まんの売れ行きは好調だったという。

ローソン・商品本部 デリカ・FF商品部の内堀さん「その年の最初に食べた中華まんというのは、やはりインパクトに残ると思うので、そういった意味では、他社に先駆けて展開することも、ある意味アドバンテージはあるのかと思います」

【the SOCIAL viewより】