南北首脳会談の開催に向け、５日に韓国から北朝鮮に特使団が派遣されるが、韓国政府は３月に金正恩委員長と会談した５人を再び派遣すると発表した。

韓国から北朝鮮への特使団に任命されたのは、鄭義溶国家安保室長や徐薫国家情報院長ら５人で、５日に日帰りで平壌を訪れる。

５人が３月に平壌を訪れた際には、金委員長との夕食会も行われるなど破格の厚遇を受け、その翌月に南北首脳会談を行うことで合意を取り付けた。

今回、特使団が金委員長と会談出来るかは決まっていないということだが、今月行われる予定の南北首脳会談の日程を確定させたい考え。

非核化をめぐる北朝鮮とアメリカの協議が停滞する中、韓国としては、南北首脳会談を通して再び北朝鮮の前向きな姿勢を引き出し、アメリカへの橋渡しをする狙いがありそうだ。