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ダウ、137ドル安 5営業日ぶりに反落

2018年8月31日 7:26

30日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、利益確定の売りが出たことや、アメリカと中国の貿易摩擦が激化するとの懸念が高まったことで、ダウ平均株価は5営業日ぶりに反落した。

30日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前日比137ドル65セント安の2万5986ドル92セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も21.32ポイント下げて8088.36で取引を終えている。

ダウ平均株価は前日まで4営業日連続で続伸し、約7か月ぶりの高値となったため、この日は利益を確定する売りが朝方から優勢となった。また、アメリカのトランプ大統領が中国に対し、2000億ドル規模の追加関税を発動することを側近に伝えたと一部メディアに報じられた。これを受け、米中の貿易摩擦が激化するとの懸念が高まり、中国との取引が多い「キャタピラー」や「ボーイング」が売られた。

市場関係者は「アマゾン・ドット・コムやアップルといったハイテク関連株が市場をけん引しているが、通商問題が今後も市場を左右しかねない状況だ」と話している。