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もんじゅ廃炉へ 燃料の取り出し作業始まる

2018年8月30日 12:16
もんじゅ廃炉へ 燃料の取り出し作業始まる

福井県敦賀市の高速増殖炉もんじゅで、廃炉作業の最初のステップとなる燃料の取り出し作業がスタートした。

もんじゅでは30日午前10時半から、冷却材の液体ナトリウムで満たされたプールから、燃料を取り出す作業が始まった。燃料の取り出しは本格的な廃炉作業の最初のステップで、原子炉と燃料プールの燃料あわせて530体を2022年度までに取り出す計画。

もんじゅはほとんど運転していなかったことから、燃料棒移送の経験が少なく、これまでに模擬燃料を使った訓練が行われてきたものの、トラブルも相次いで当初の予定から1か月遅れのスタートとなった。

なお、もんじゅの廃炉は2047年度までに完了する計画。