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NYダウ続伸 約7か月ぶり高値で取引終了

2018年8月30日 7:20

29日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は続伸し、2万6124ドル57セントとほぼ7か月ぶりの高値で取引を終えた。

29日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の日の終値から60ドル55セント値を上げ2万6124ドル57セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も79.65ポイント上げて8109.69で取引を終えている。

通商問題をめぐり、アメリカとメキシコが合意に達し、さらにカナダも歩み寄るのではないかとの観測が広がったことから、投資家心理が上向き、幅広い銘柄に買いが入った。また、アマゾン・ドット・コムが有料会員向けに行っているサービスがこれからも業績を牽引するとして、アナリストが目標株価を大幅に引き上げたことから大型ハイテク関連株が買われ、相場を牽引した。結果、ダウ平均は終値としては2月1日以来、約7か月ぶりの高値で取引を終えた。

市場関係者は「今は業績期待が支えになってハイテク関連株などの買い戻しが入っているが、通商問題で悪い材料が出れば利益を確定させるための売りも出やすく、引き続き通商問題の行方が焦点となってくる」と話している。