２８日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は続伸し、２万６０６４ドルと半年ぶりの高値で取引を終えた。

２８日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の日の終値から１４ドル３８セント値を上げ２万６０６４ドル０２セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も１２．１４ポイント上げて８０３０．０４で取引を終えている。

この日はアメリカと中国との貿易交渉の行方を見極めたいとの思惑から航空機ボーイングなどに売り注文が広がり、ダウ平均は下げる場面があった。一方、８月の消費に関する経済指数が高水準だった事や宝飾品・ティファニーの決算が市場予想を上回った事から買い注文が広がった。結果、ダウ平均は終値としては約半年ぶりの高値で取引を終えた。

市場関係者は「アメリカと中国の関税問題に関する公聴会が来月５日まで延長された事などもふまえ、市場は通商問題の行方を引き続き注視している」と話している。