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想像以上に悲惨「孤独死の現場」再現のワケ

2018年8月28日 15:32
想像以上に悲惨「孤独死の現場」再現のワケ

部屋の壁に書かれた「ゴメン」の文字、その下に置かれた遺書。その横には、こんなタイトルの本が――「人は死んだらどうなるのか?」。一方、こちらの部屋は大量のごみで覆い尽くされています。実はこれは、ゴミ屋敷や孤独死をした部屋を再現したミニチュアなのです。

製作したのは、遺品整理などを手掛ける会社。「孤独死」の現場は想像以上に悲惨だと知って欲しいので、予防のためにリアルに作ったといいます。スナック菓子の袋やファストフード店の紙コップ、アルコール飲料の空き缶、さらに新聞やほこりをかぶった雑誌まで作り込まれています。

もうひとつ、こだわったのが、孤独死が発見されるまでのエピソードでした。部屋中にドッグフードの空き袋が散らばるこの部屋の住人は20代前半の男性。死因は急性心臓発作。飼い犬が部屋の中でほえ続け、異臭もしていたにもかかわらず、死後1週間以上もたって発見。近所の人いわく“第一発見者になりたくなかった”から。人付き合いが希薄な都会での一人暮らしが、発見されない孤独死につながるといいます。

「自分には関係ないと思っている方がほとんどで、でも実際はそうではない」「自分も(孤独死に)なる可能性があると呼びかけていきたい」(ToDo-Company 小島美羽さん)


【the SOCIAL lifeより】