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エルサルバドルが中国と国交 米“けん制”

2018年8月25日 7:06

中米のエルサルバドルが台湾と断交し中国と国交を結んだことについてアメリカのトランプ政権は23日、声明を出し、中国の「政治的な干渉に反対する」と強くけん制した。米中関係の新たな火種となる可能性がある。

エルサルバドルはこれまでアメリカとの関係を重視。台湾とも外交関係を続けてきたが、今月21日に断交し、中国と国交を結んだ。これについて、23日、ホワイトハウスは声明で「アメリカ大陸全体の経済の健全さと安全保障に影響を与える」としてエルサルバドルとの関係を見直す方針を明らかにした。

さらに、中国の資金援助をてこにした外交姿勢を厳しく批判した上で「政治的な干渉に反対する」と強くけん制した。

この問題は、貿易で対立が深まる米中関係の新たな火種となる可能性がある。