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NYダウ 米中貿易戦争激化で警戒感広がる

2018年8月24日 7:45

23日のアメリカ・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価はアメリカ・中国の貿易戦争が激しくなっている事を受け、警戒感が広がり76ドルあまり下げて取引を終えた。

23日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は前日比76ドル62セント安の2万5656ドル98セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も10.63ポイント下げ7878.46で取引を終えている。

この日はアメリカ・中国の両政府が制裁関税の第2弾を発動し貿易戦争が激しくなった事を受け警戒感が広がった。中国市場に依存度の高い建設大手のキャタピラや航空機大手のボーイングなどを中心に売り注文が広がった。また、24日に行われるFRB(=連邦準備制度理事会)のパウエル議長の講演を前に様子見ムードが広がった。

関係者はこの講演について「今後の利上げに向けてFRBの姿勢に変化がないかを見極めるものとして市場は注目している」と話している。