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「風疹」患者 関東を中心に大幅に増加

2018年8月16日 14:01
「風疹」患者 関東を中心に大幅に増加

例年に比べて「風疹」の患者が、関東地方を中心に大幅に増加していることがわかり、厚生労働省が注意を呼びかけている。

「風疹」は、発疹や発熱を伴う感染症で、妊娠中の女性がかかると、赤ちゃんに難聴や心臓疾患などの障害が起きる恐れがある。

国立感染症研究所によると、ことし1月から今月5日までの全国の患者数は96人で、去年1年間の患者数93人をすでに上回った。関東地方を中心に増加していて、千葉県が26人と最も多く、次いで東京都が19人となっている。

患者の7割が男性で、特に子どもの頃に予防接種を受けていない世代の、30代から50代の男性が多くを占めている。

厚労省は、夏休み中は人の行き来が多く、感染が拡大する恐れがあるとして、予防接種を受けるなど注意を呼びかけている。