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教員免許なくても教壇に、どんな人材が?

2018年8月16日 13:39
教員免許なくても教壇に、どんな人材が?

「Teach For Japan」代表理事で、スタンフォード大学客員研究員の松田悠介氏(35)。「Teach For Japan」は、独自に採用した人材を小中高の教師として派遣するプログラムを運営。教員免許がない人でも研修を受けることで少なくとも2年間、教壇に立つことができる。


――なぜ「Teach For Japan」をつくったのでしょうか。

今いろんな教育現場や教育委員会から要請をいただいて、学校現場は本当に大変なんだと。なかなか今、学校の先生になろうと思っている人が少なくなってきているということで、教育委員会が抱えている特定の課題に対して、我々はその課題を解決したいと思う先生を採用し、育成し、派遣するという事業をやっています。

課題というのは多様化しています。教育格差の問題をどうするのかなど、この問題に当事者意識とか、解決したいという思いがないとなかなか難しい問題なんですよね。課題を解決したい人を採用したりとか、英語教育をどうにかしたいのであれば、グローバルな経験、青年海外協力隊でボランティアをしたり、もしくは外資系の金融機関で働いた経験がある英語が堪能な人たちを採用して、教員として育成して紹介したりということを今やっています。


――様々な経験が生かせるんですね。

そうですね。学校だからこそ、いまが閉鎖的な部分もあるかもしれませんが、そういった多様な経験をしていた人たちが入って、提供できる価値というのは十分あるなと思っています。


【the SOCIAL guestより】