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伊調馨選手に日本レスリング協会会長が謝罪

2018年8月10日 14:30
伊調馨選手に日本レスリング協会会長が謝罪

女子レスリングの伊調馨選手を巡るパワハラ問題で、日本レスリング協会の福田富昭会長が、伊調選手に直接謝罪していたことが分かった。

日本レスリング協会によると、福田会長は今月、伊調選手と都内で面会し、栄和人前強化本部長によるパワハラについて、初めて正式に謝罪したという。協会はパワハラの再発防止に努めるとともに、伊調選手はじめ全ての選手のサポートに全力で邁進するとしている。

伊調選手らに対するパワハラ問題を巡っては、今年1月に伊調選手のコーチだった田南部力氏らが内閣府に告発状を提出。その後、協会が設置した第三者委員会と内閣府が栄氏による伊調選手らへのパワハラを認定したことを受け、栄氏は強化本部長を辞任していた。

伊調選手はコメントを発表し、10月の大会で2年ぶりとなる実戦復帰を目指す考えを示した上で、「レスリングがより魅力ある競技として発展していけるよう、今後とも力を尽くしていきたい」などとしている。