平和な1万年、縄文時代から学ぶヒントとは
「日本の魅力、再発見」がテーマの雑誌「ディスカバー・ジャパン」の統括編集長・高橋俊宏氏。「ディスカバー・ジャパン」は、地方の名所や特産品を新たな目線で紹介し、日本文化の素晴らしさを発信している。また、「地域ブランディング協会」を立ち上げ、人材育成や地域の課題解決にも取り組んでいる。
――ディスカバー・ジャパンの今月号の特集は「縄文人はどう生きたか。」なのですが、なぜ縄文時代の特集を組んだのですか?
まずは、いま東京国立博物館で、縄文時代の特別展がはじまりまして、それがひとつの大きなきっかけです。いま、世の中的に時代の潮目みたいなものが感じられていると思うんですけど、実は縄文時代は1万年、それが平和に続いたんです。
それはなぜかというと、小さな集落で、それぞれが“足るを知る”というような生活をしたからというところがあって。今の時代の流れの中でいうと、じゃあ1万年平和が続いたところをもう1回、現代人は学ぶべきじゃないのかなという気もあります。
――今だからこそ原点にかえるということもありますか。
そうですね。
【the SOCIAL guestより】