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台風13号 今後の進路と注意点は<解説>

2018年8月8日 12:52
台風13号 今後の進路と注意点は<解説>

強い台風13号は8日夜から9日にかけて、暴風域をともなったまま関東や東北の太平洋側に上陸するおそれがある。今後の台風について、岩谷忠幸気象予報士が解説。

【今後の台風の進路予想】

関東は8日夜から厳重な警戒が必要になってくる。台風13号は、強い勢力を保ったまま、八丈島の東をゆっくりと北上している。自転車並みのゆっくりとした速さで北上し、9日明け方に房総半島に最も接近、その後もゆっくりと関東沿岸を進み、東北地方の太平洋側へと進んでいく見込み。

すでに八丈島では大しけとなっている。台風の進路に近い千葉や茨城を中心に、9日にかけて最大瞬間風速45~50メートル、波の高さも10メートルに達するおそれがある。高波や高潮に警戒が必要。

台風を取り巻く雨雲は、8日夜遅くには関東にかかり始め、9日未明にかけて非常に発達した雨雲がかかってくる見込み。台風の外側のバンド状の雲が東京あたりにもかかるため、非常に激しい雨となるおそれがある。

9日昼までに予想される雨量は多い所で、関東で350ミリ、東北で200ミリ、甲信、伊豆諸島で150~180ミリ。土砂災害や河川の氾濫に厳重な警戒が必要。

【台風への備え】

深夜に台風が接近するため、事前に避難所を確認し、非常袋の準備を。8日夜遅くから9日朝にかけて、電車が止まるおそれがあり、不要な外出は控えた方がよい。

また、海には絶対に近づかず、海岸付近では高波や高潮にも警戒が必要。