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銚子電鉄が「まずい棒」を発売したワケ

2018年8月7日 15:30
銚子電鉄が「まずい棒」を発売したワケ

ぬれ煎餅のヒットで有名な鉄道会社が、新しいお菓子を開発、発売した。その名も「まずい棒」。この商品名にしたワケを取材した。

経営が“まずい”から新発売という切実すぎる商品がある。8月3日18時18分、銚子電鉄が発売した新商品、その名も「まずい棒」。発売と同時に長蛇の列ができ、飛ぶように売れていく。“味”はまずいのか?

食べた子ども「おいしい!まずくな~い」

この商品名にしたのには理由がある。

銚子電気鉄道・竹本勝紀代表取締役「当社の経営状況がまずいという意味でつけたネーミングです」

鉄道会社でありながら、ぬれ煎餅が会社の売り上げの7割をしめるという銚子電鉄。ぬれ煎餅の売り上げで修繕費などをまかなってきたが、その売り上げも低迷。会社は7年連続で赤字経営となり、存続の危機にひんしているのだ。発売日時にも切実な思いがあった。

竹本代表取締役「8月3日は破産の日といえるかということで、破産イヤイヤで18時18分の発売となりました」

買った人の多くはまずい棒だけでなく、ぬれ煎餅も購入。相乗効果も期待している。この日売り上げたのは、約5000本。まずい棒は会社の救世主となるのだろうか。

【the SOCIAL trendより】