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豪雨から1か月 日本一の柑橘栽培に被害

2018年8月6日 12:44
豪雨から1か月 日本一の柑橘栽培に被害

西日本各地に甚大な被害をもたらした豪雨から6日で1か月。愛媛県では、日本一を誇る柑橘栽培に大きな被害が出ており、今も農家の人々を悩ませている。宇和島市から伝える。

宇和島市吉田町の被災したみかん山では、1か月前の土砂崩れによってみかん山がみかんの木ごと流され、その土砂は海岸にまで至っている。このあたりの山はみかん園が多いのだが、土砂崩れが多数発生している。

これによって農道が寸断され、農家がまだ畑に入れないため、相当の被害が予想されているが、豪雨から1か月経った今も、全容の把握には至っていない。

この畑では、温州みかんが栽培されていたが、根っこから押し流された木は枯れてしまい、大半はもう出荷できないという。土砂崩れの現場には、ごらんのようにみかん運搬用のレールやスプリンクラーの配管が散乱し、復旧には相当の時間が必要と思われる。

現地では、全国から農業ボランティアの皆さんが駆けつけ、農道の復旧作業などにあたっているが、まだまだ人手が足りていない現状。