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北・李容浩外相 7か国の外相と会談

2018年8月4日 7:27

全保障について話し合う国際会議に出席するため、シンガポールを訪れている北朝鮮の李容浩外相は3日、中国をはじめ7か国の外相と会談した。非核化の進展をめぐる自らの立場に理解を求めたとみられる。

3日にシンガポール入りした李外相は、中国の王毅外相をはじめ、7か国の外相と会談した。

中国外務省によると、王外相は李外相との会談で、「アメリカも北朝鮮の懸念を重視して、互いに歩み合うことを望む」と述べ、非核化を進めるには、朝鮮戦争の終戦宣言や制裁の緩和が必要とする北朝鮮の立場に改めて理解を示した。

李外相は4日、ASEAN(=東南アジア諸国連合)に、日本やアメリカなどが加わり、安全保障について話し合うARF(=ASEAN地域フォーラム)に出席する。

会議では北朝鮮の非核化を巡って議論が行われる見通しだが、これに先立って、アメリカのポンペオ国務長官は3日、ASEANとの外相会議で制裁を厳しく継続するよう要請し、北朝鮮をけん制している。