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ダム緊急放流、水量が規定超えてた 呉市

2018年8月4日 1:20
ダム緊急放流、水量が規定超えてた 呉市

西日本豪雨の際、広島県呉市の野呂川ダムから緊急放流した水の量が規定を超えていたことが分かり、広島県は下流の浸水被害との関係を検証することにした。

広島県は、先月6日の午後11時50分、ダムの水があふれる恐れがあるとして、呉市「野呂川ダム」の緊急放流を始めた。広島県の規定では、ダムに流れ込んでくる水の量と放流する水の量を同じに保つことが定められている。

しかし、調査の結果、放流は翌日7日の午前10時半まで2度に分けて行われ、ダムに流れ込む水の量を上回っていたことがわかった。

野呂川ダムの下流にある呉市安浦地区では760棟が浸水した。広島県は緊急放流が被害を拡大させた要因かどうか検証することにしている。