河野外相はアメリカのポンペオ国務長官と会談し、拉致問題の解決に向けて、日本が北朝鮮と直接協議していく考えを強調した。

会談で河野外相は、３日夜に北朝鮮の李容浩外相と意見交換したことについてポンペオ国務長官に説明し、「拉致問題の早期解決に向けて日本自身が北朝鮮と直接協議し、あらゆる手を尽くしていく決意だ」と強調した。これに対してポンペオ国務長官は、拉致問題の解決に向け、引き続き協力していく姿勢を示したという。

また、両外相は、北朝鮮の完全な非核化を実現するために、国連安保理決議を完全に履行していくことで一致した。北朝鮮による海上での石油などの違法な積み替え、いわゆる「瀬取り」が相次いでいることを踏まえ、両外相はこうした制裁の抜け穴を防ぐ取り組みの強化で協力していくことも確認した。