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「異常気象だ」東日本で“最も暑い7月に”

2018年8月1日 18:20
「異常気象だ」東日本で“最も暑い7月に”

気象庁は1日、東日本の7月の平均気温が観測史上、最も高くなったことを明らかにした。気象庁は「異常気象だ」と述べており、今後、「異常気象分析検討会」を開いて詳しい要因を分析することにしている。

気象庁によると、7月の日本列島は厳しい暑さに見舞われた。関東・北陸・東海の東日本では7月の平均気温が平年より2.8度高くなり、1946年に統計を取り始めてから最も暑かったことがわかった。

特に、先月23日に国内の観測史上最高気温41.1度を記録した埼玉県の熊谷をはじめ、山形や福島、茨城県の水戸や群馬県の前橋などで平年より気温が3.5度以上高くなり、東京都心でも平年より3.3度高くなった。

7月の平均気温は西日本でも、平年より1.6度高くなり、1994年に次いで観測史上2番目に高い気温となった。

こうした高温について気象庁は「異常気象だ」と述べている。今年は日本だけでなく、ヨーロッパやアメリカなどを含む北半球中緯度のほぼ全域で気温がかなり高くなっていて、気象庁は「地球温暖化の影響も考えられる」と説明している。

気象庁は、10日に専門家を集めて「異常気象分析検討会」を開き、記録的な暑さの要因を詳しく分析することにしている。