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日本ボクシング連盟がJOCに直接謝罪

2018年8月1日 12:15
日本ボクシング連盟がJOCに直接謝罪

「日本ボクシング連盟で助成金の不正流用があった」などとして、選手ら333人から告発状が提出された問題で、日本ボクシング連盟が先月30日、JOC(=日本オリンピック委員会)を訪れ、「助成金の不適切な使用があった」と認め、謝罪していたことが分かった。

先月27日付でJOCなどに提出された告発状では、「成松大介選手が受け取った240万円の助成金を、他の2人の選手と分けるよう、連盟の山根会長が指示した」など、日本ボクシング連盟のカネやパワハラなどの問題12項目が指摘されている。

JOCによると、告発状が届いた先月30日の夕方、連盟の専務理事が、謝罪文を持参してJOCを訪れ、直接謝罪したという。

謝罪文では、告発状の内容のうち「成松選手への助成金について不適切な使用があった」と助成金の問題についてだけ認め、謝罪しているという。

JOCは「今後の対応について協議する」としている。

一方、告発を受けた連盟の山根明会長は、1日から岐阜県で行われるインターハイに出席する予定だったが、連盟の関係者によると、以前から予約していた大阪府内の病院に入院したため、大会には出席しないという。