花火大会で日本各地を元気にしたい!
世の中で議論を呼んでいる話題について、ゲストに意見を聞く「opinions」。今回の話題は「人気急上昇 離島ランキング」。日本を元気にするための企画を手がける高田佳岳氏に話を聞いた。
航空券などの比較検索サービスを提供する会社の発表によると、この1年間で国内の離島行き航空券の予約伸び率が最も高かったのは、
1位 美しい海と珊瑚礁が人気の鹿児島県・奄美大島
2位 世界自然遺産の鹿児島県・屋久島
3位 美しい教会群を擁する、長崎県・福江島
でした。
離島への往復航空券の予約は全体的に去年に比べ、約1.4倍と大きく伸びている。
――高田さんは、離島を元気にする活動もしていますが、この結果をどうご覧になりますか。フリップをお願いします。
「日本の国境に行こう!!」ですね。
ランキングしている奄美大島、屋久島、福江島ですが、これらはすべて日本の国境線をつくっている島々なんですね。その国境の島に、観光客が訪れて元気になって盛り上がっていかないと、日本の排他的経済水域とか、領土、領海がどんどん脅かされてしまうということが実はあります。
僕のいま離島を盛り上げる仕事というのは、観光で多くの人が島を訪れて交流人口を増やして、とにかく国境にある島を活性化させて日本を元気にしましょうという活動です。
――高田さんはこういった離島で花火を上げているんですよね。
“LIGHT UP NIPPON”という「日本を照らす」という意味を込めて始めています。国境の島々も花火を上げて、みなさんに元気になってもらいたいなという思いでやっています。
――花火を見に離島に帰ってくる方も増えているとお聞きしたのですが。
お祭りや花火大会などきっかけがあれば、みなさんに戻って来ていただけると思います。
そのときに地元の人や親戚の人たちと会って「元気だった」など話をしていくなかで、やはりふるさとに帰りたいとそういうふうになるといいなと思っています。
あとは、久しぶりにふるさとに帰ったら、お祭りや花火大会がなくなっていたということが実は日本中で起こっています。僕は花火大会という小さなことでしかお手伝いできないですが、多くの人が、地元に帰って地元を盛り上げようと思ってくれたり、観光で来てくれた人たちに島や観光地を好きになってもらって、またそこに遊びに行こうとなればいいなと思ってこの活動をしています。
【the SOCIAL opinionsより】