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東京五輪 聖火は宮城・松原基地に到着へ

2018年7月31日 8:42

2020年東京オリンピック・パラリンピックにむけて、ギリシャから届く聖火は、宮城県にある航空自衛隊の松島基地に到着する方向でほぼ確定した。聖火リレーは、2020年3月26日に福島県から出発し、47都道府県を回って7月に東京に到着する。

大会組織委員会は、30日の理事会で、ギリシャで太陽光から採る聖火について、聖火リレーに先立ち、「復興の火」として、東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県で順次展示することを正式に決めた。

組織委員会の森会長は30日の会見で、「ギリシャから運んできた聖火は、宮城県にある航空自衛隊の松島基地に到着させる方向で調整し、ほぼ確定した」と話した。松島基地は東日本大震災のとき、救援物資の輸送拠点になったことなどから、復興の象徴的な場所だと判断したという。

宮城県に到着した聖火は、「復興の火」として、岩手県から展示が始まる見込み。

なお、30日の組織委員会の理事会は、福島県楢葉町にあるJヴィレッジで開かれた。もともとサッカーのトレーニングセンターだったJヴィレッジは、2011年の福島第一原発事故のあと、廃炉作業の拠点として使われてきたが、28日から一部営業を再開している。