×

来月9日 日米の新たな閣僚級通商協議へ

2018年7月31日 22:02

アメリカのトランプ政権が保護主義的な動きを強める中、茂木経済再生担当相は、日米の新たな閣僚級の通商協議を来月9日に行うことを発表した。

茂木経済再生担当相「自由で公正かつ相互的な貿易取引のための協議につきまして、第一回の閣僚会合を、来週8月9日に米国ワシントンDCで行うことで決定しました」

日米の通商協議をめぐり、アメリカ側は、日本から輸出する自動車への関税引き上げを検討しているほか、FTA(=自由貿易協定)で市場の開放を迫る構えを見せている。

日本は、これに応じない方針で、厳しい協議が予想される。

一方、茂木経済再生担当相は、アメリカが離脱したTPP(=環太平洋経済連携協定)に強い関心を示しているイギリスの閣僚と会談した。茂木経済再生担当相は、イギリス側の意向を歓迎した上で、必要な情報提供などを行うことを約束した。

日本としては、アメリカが保護主義的な動きを強める中、自由貿易を進める国との連携を広げる方針。