NYダウ 米・EU貿易摩擦懸念後退で上昇
26日の米・ニューヨーク株式市場は、アメリカとヨーロッパの間で貿易摩擦の懸念が後退したとの見方が広がり、ダウ平均は3日連続で値を上げて取引を終えている。
26日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比112ドル97セント高の2万5527ドル07セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は80.05ポイント下げて7852.18で取引を終えている。
前の日に行われたアメリカとEU(=ヨーロッパ連合)の首脳会談を受け貿易摩擦の懸念が後退したとの見方が広がった。これを受け、海外事業の比率が高い建機大手「キャタピラー」や化学大手「スリーエム」などが買われ、ほかにも決算が好調だった企業にも買いが広がった。一方、ナスダックでは決算で成長が鈍化したと受け止められた「フェイスブック」が大幅に売られ、指数を押し下げた。
市場関係者は「明日はこの日の取引終了後に決算を発表した『アマゾン・ドット・コム』などの値動きが注目されている」と話している。