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米・EU“貿易戦争”回避へ

2018年7月26日 7:21

アメリカのトランプ大統領とEU(=ヨーロッパ連合)の執行機関トップが25日に会談し、アメリカが発動した鉄鋼の輸入制限など、貿易摩擦の解消に向けた取り組みを進めることで合意した。

トランプ大統領はEUに対し、貿易赤字の削減を求めていて、鉄鋼などの輸入制限に加え、ヨーロッパ車への追加関税をちらつかせ、対応を迫ってきた。

こうした中、行われた会談で、ヨーロッパ委員会のユンケル委員長は関税引き上げをやめるよう求め、トランプ大統領は返す刀で、アメリカにとって不公平なEU側の貿易障壁をなくすよう求めた。

ユンケル委員長「関税を増やすのではなく、減らすことに焦点をあてるべきだ」

トランプ大統領「我々に関税や貿易障壁がなければ、アメリカは非常に満足するだろう」

会談後、両者は急きょ会見し、アメリカが発動した鉄鋼の輸入制限など、貿易摩擦の解消に向けた取り組みを双方が進めることで合意したことを明らかにした。また、EU側は大豆などの輸入を増やすという。