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米とEUの歩み寄り好感 ダウ172ドル高

2018年7月26日 7:42

25日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、アメリカとEU(=ヨーロッパ連合)の執行機関のトップ会談で、「貿易戦争が回避に向かう」との見方が広がり、2日連続で大幅に値を上げて取引を終えた。

25日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前日比172ドル16セント高の2万5414ドル10セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も91.47ポイント上げて7932.24で取引を終えている。

この日はEUの執行機関のトップ・ユンケル委員長とトランプ大統領との会談で、貿易戦争回避に向けた歩み寄りがみられたとの見方が広がり、好感した。具体的には取引終了直前に「輸出拡大に向けて一部関税引き下げに合意した」と伝わったことで期待感が広がった。

市場関係者は「貿易戦争回避に向けてアメリカとEUとが歩み寄ったのは、市場はサプライズと受け止めた。今後は中国との貿易摩擦解消に向けても好材料が出てくるのかに注目が移るだろう」と話している。