タイ 洞窟から救助の少年ら短期の出家
タイ北部の洞窟から助け出された少年たちが、25日から地元の寺で短期間の出家をはじめた。死亡したダイバーの追悼や救出活動への感謝の祈りをささげるという。
髪の毛をそり、白い衣服をまとった少年たち。タイ北部チェンライの洞窟で助け出された少年らは25日朝、地元の寺で出家のための儀式に参加した。
少年らをめぐっては、洞窟に閉じ込められてから18日目に奇跡的に全員が助け出されたが、救出活動中のダイバー1人が死亡した。
13人のうち、キリスト教徒の1人をのぞく少年11人は25日から9日間、コーチは少なくとも3か月出家し、死亡したダイバーの追悼や救出活動への感謝の祈りをささげる。
仏教国のタイでは、短期間の出家は徳を積む慣習の1つで、少年らは寺に住み込み、瞑想(めいそう)などの修行に励むという。