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「世界的に異常な暑さ」国連・世界気象機関

2018年7月24日 10:34

日本で記録的な猛暑が続く中、国連の専門機関「世界気象機関」は、7月にアメリカやアフリカで50℃以上を観測するなど、世界的にも異常な暑さになっていると発表した。

世界気象機関の発表によると、7月は世界的にも異常な暑さになっていて、アメリカ・カリフォルニア州の観測所では8日に最高気温が52℃に達した。カナダのケベック州でも高温と高い湿度により高齢者ら数十人が死亡している。

また、北アフリカのアルジェリアでも最高気温51.3℃を記録する猛暑となっている。さらに北極圏でも30℃を超える暑さとなったほか、スウェーデンでは高温と乾燥が原因とみられる森林火災がおよそ50件起きている。

世界気象機関は、この異常気象について「すべてが気候変動によるものとは言い切れないが、長期的な地球温暖化との関係が認められる」と指摘している。