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子どものネット犯罪被害防止シンポジウム

2018年7月20日 22:08
子どものネット犯罪被害防止シンポジウム

SNSを通じて犯罪被害に遭う子どもが増えている。都内では20日に、被害を防止するためのシンポジウムが行われた。

このシンポジウムは内閣府が主催したもので、研究者や企業の担当者をパネリストに迎え、「インターネットの危険から青少年を守るために」というテーマで行われた。

警察庁生活安全局・滝沢依子少年課長「絶対に子どもたちの方がネット関係に詳しいので、必要な知識を得ていくことが重要だと思う」

警察庁によると、去年1年間で、SNSを通じて児童買春や児童ポルノなどの犯罪被害にあった18歳未満の子どもは、1813人と過去最多で、その半数以上が高校生だったという。

また、被害にあった子どもの9割以上が、携帯電話などで有害なサイトに接続できないようにする「フィルタリング」が、設定されていなかったという。

国は、今月を「青少年の非行・被害防止全国強調月間」として、インターネットを通じた犯罪被害防止を重点課題に対策を強化している。