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足立区は本当にヤバイのか?犯罪発生率は

2018年7月20日 15:01
足立区は本当にヤバイのか?犯罪発生率は

東京23区の中で「ヤバイ街」といわれる「足立区」。足立区は本当に「ヤバイ」のか、足立区の職員が検証した本が話題になっている。

犯罪、貧困、低学力。マイナスイメージな足立区について書かれた本の帯には“足立区は本当にヤバイのか?”著者は…

フリーライターで足立区非常勤職員・舟橋左斗子さん「はっきり正々堂々と、ヤバくないですって言えるから書いた」

本を書いた舟橋さんは、フリーライターとして多くの街を見てきた中で、足立区が1番のお気に入りだという。

治安が悪いイメージの足立区。その理由は犯罪の多さだ。警視庁が犯罪と認めた数を見てみると、2009年は足立区がワーストワン。この年まで長年ワーストワンだった。

しかし、足立区は面積が大きく人口も多い。人口当たりの犯罪件数にすると、2009年、足立区は17位。つまり、犯罪発生率はそれほど高くないと捉えられるのだ。

また、犯罪というと凶悪な印象を受けるが、2009年、足立区の犯罪の約4割は自転車の盗難だった。原因はカギをかけていない自転車が多いこと。そこで足立区では、カギかけを呼びかける運動を行った。その結果、翌年には犯罪認知件数、犯罪件数ワーストワンを脱却している。

そして今、足立区は住みたい街として人気を集めている。その理由は、大学ができたことによる街の変化。中でも、東京藝術大学の学生が街でイベントを行ったことを機に、個性豊かなアーティストが集まる街へと変わっていった。

お風呂屋さんでも音楽イベントを開催した。さらに、空き家を再生して、中でイベントを開催しているという。足立区を代表する街、北千住は今、穴場だと思う街ランキングで1位を獲得している。

舟橋さん「新しい人が入ってきても、本当に自然体で素直に喜んで受け入れてくれる街だと思いますし、面白いことがいろいろ起こる街になってきたと思います」

【the SOCIAL viewより】