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晴れているのに川が氾濫、一体なぜ?

2018年7月19日 14:38
晴れているのに川が氾濫、一体なぜ?

7月10日午前11時ごろ、広島県府中町の榎川――突然、川の流れが激しくなり、流木などが大量に押し寄せます。晴れているにもかかわらず川が氾濫する瞬間です。川のすぐそばには慌てて逃げようとして転ぶ人の姿も。

さらに別の場所でも…

撮影者「ちょっと怖いかも」

濁った水がものすごい勢いで流れています。川近くの幼稚園では、周囲の冠水が進む中で、避難。水かさは、みるみる増し、救助を行う隊員は腰の辺りまで水につかっています。

雨は降っていないのにもかかわらず、なぜ川が氾濫したのでしょうか?京都大学防災研究所・竹林洋史准教授によると――

今回の豪雨により、川の上流部分で土砂などがたまり、「自然のダム」がつくられた可能性が。その「自然のダム」に雨がやんでからも水や土砂などがたまり続け、川の流れをせき止めた結果、決壊し川が氾濫。住宅街にまで流れ込んだとみています。

幸いこの川の氾濫によるケガ人は確認されていないといいます。天候が回復したとしても、数日後の二次災害に一層の警戒が必要です。


【the SOCIAL viewより】