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“カジノ法案”野党“不信任案”で徹底抗戦

2018年7月19日 15:07
“カジノ法案”野党“不信任案”で徹底抗戦

カジノを含むIR(=統合型リゾート)整備法案について与党側は19日、参議院の内閣委員会で可決する方針。野党側は「日本にカジノは不要だ」などとして最後まで抵抗する方針。

国民民主党・大塚共同代表「この法案については、国民の間で反対が賛成を大きく上回っている状況です。災害対応が急務の局面で審議強行を許すことなど、到底考えられない法案です」

野党側は法案の採決を遅らせるために伊達参議院議長の不信任案を提出したが、先ほど、参議院本会議で与党などの反対多数で否決された。

与党側はその上で、参議院の内閣委員会を再開してカジノ整備法案の採決にふみ切り、可決させる方針。

さらに与党側は20日までに法案を参議院本会議で可決、成立させたい考えだが、野党側も内閣不信任案を提出して激しく抵抗する構え。

野党側はまた政治資金パーティーの収入を実際よりも少なく、収支報告書に記載した疑いがあると報道された衆議院の古屋議院運営委員長に対しても「疑惑を払拭する説明ができていない」として、解任決議案を提出した。

今月22日の会期末が迫る中、与野党の攻防が激しさを増している。