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“カジノ法案”内閣委で可決方針も攻防激化

2018年7月19日 12:14
“カジノ法案”内閣委で可決方針も攻防激化

国会で22日の会期末が迫る中、残る重要法案、カジノを含むIR(=統合型リゾート)整備法案をめぐる与野党の攻防が激しさを増している。与党側は19日、参議院の内閣委員会で可決する方針だが、野党側は反発している。

野党側は採決を遅らせるため、伊達参議院議長の不信任案を提出した。また審議の中で野党側は、カジノが解禁されればギャンブル依存症が広がる懸念があると批判した。

立憲民主党・白真勲議員「この依存症になってしまったご家族は大変な思いをされるわけですね。依存症でもしかしたら家族が大変な思いをする、そういった法律を作ることについて、どういうふうに思われるか」

石井国交相「今後、弊害防止に万全の対策を講じた上で魅力的な日本型IRを実現をいたしまして、世界中から観光客を集める滞在型観光を推進してまいりたい」

野党側は与党側が採決に踏み切るのを阻止するため伊達参議院議長の不信任案を提出した。しかし与党側はこれを否決した上で、19日中にカジノ整備法案を委員会で可決させる方針。

その上で法案を20日までに参議院本会議で可決、成立させたい方針だが、野党側も内閣不信任案を提出して激しく抵抗する構えで、与野党の攻防は大詰めを迎えている。