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野党が追及“カジノより西日本豪雨対応を”

2018年7月17日 12:55
野党が追及“カジノより西日本豪雨対応を”

国会では、カジノを含むIR(=統合型リゾート)整備法案について、与党側は17日にも委員会採決に踏み切る構え。しかし、野党側は西日本豪雨への対応を優先すべきだと強く批判している。

野党側は、法案の審議は次の国会に先送りすべきだと主張したが、安倍首相は、法案審議は災害対応の支障にはならないと反論した。

立憲民主党・白真勲議員「自民党と公明党が、完全に人命よりもカジノ、要は賭博優先だとしか言いようがないですよ、今の状況ですと」

安倍首相「連日、非常災害対策本部を開催し、報告を受け指示をしております。この委員会が開催されることによる、そうした支障、(災害対応)活動自体に支障は及んでいないというふうに考えています」

また、西日本各地で大雨が降り始めていた今月5日の夜に、安倍首相らが出席する懇親会が開かれたことについて、共産党の辰巳議員は「初動の対応は決定的に重大だ」「中止すべきではなかったか」とただした。

安倍首相は「すでに政府として万全の体制で対応にあたっていた」と反論した。

一方、与党側は参議院の議員定数を6増やす公職選挙法改正案についても、17日に衆議院の委員会で可決し、本会議での採決も検討している。

しかし、野党側はこれを遅らせるため、特別委員長の不信任動議を提出、さらに古屋議院運営委員長の解任決議案も提出する構えで、徹底抗戦の方針。