平壌郊外に“秘密のウラン濃縮施設”か
非核化に合意した北朝鮮が、平壌郊外に秘密のウラン濃縮施設を持っている可能性が高いとアメリカの外交専門誌が15日、報じた。
アメリカのオンライン外交専門誌「ザ・ディプロマット」によると、北朝鮮の秘密のウラン濃縮施設があるとみられるのは、平壌郊外の平安南道千里馬。濃縮施設とみられる建物は幅50メートル、長さ110メートルで2003年初めに稼働が始まった可能性が高いという。
高濃縮ウランは、核兵器の原料となるもので、この施設は、北朝鮮の核実験場が集まる寧辺の2倍の処理能力があるとみられるという。
北朝鮮は、先月の米朝首脳会談で非核化に向けて取り組むことで合意していたが、一方で国内の複数の秘密施設で高濃縮ウランを生産しているとも報じられてきた。