トランプ氏 英首相の穏健EU離脱案を批判
イギリスを訪問しているアメリカのトランプ大統領が大衆紙のインタビューに応じ、メイ首相がEU(=ヨーロッパ連合)との協調を優先した離脱案を示したことを批判した。
イギリスの大衆紙「サン」は12日夜、トランプ大統領のインタビューを電子版に掲載した。この中で大統領はメイ首相が示したEUとの協調を優先した穏健な離脱案について「国民投票で示された民意とは大きく異なる」と指摘。「イギリスが穏健な離脱で合意するなら、アメリカとの取引はダメになるだろう」と述べ、アメリカとの貿易協定は結べなくなるとの認識を示した。
また、「メイ首相にどうすればよいか助言したが、聞き入れられなかった」と明かした。両首脳は日本時間13日夜、会談するが、メイ首相は難しい対応を迫られそうだ。