西日本豪雨を受けて、政府は１３日、被災した自治体に対し、普通交付税およそ３５０億円を前倒しで交付することを決めた。

安倍首相「要望のあった５８の被災自治体に対する総額約３５０億円の普通交付税の繰り上げ交付を、本日、決定致します。各被災自治体におかれては、財政的に躊躇（ちゅうちょ）することなく、全力で応急対応や復旧対応にあたっていただきたいと思います」

１３日の決定を受けて、広島県や岡山県などの５８の被災自治体には、９月に交付される分の普通交付税が前倒しで交付される。

また、安倍首相は午前１１時過ぎから、豪雨で５人が死亡した愛媛県の西予市を訪れている。甚大な浸水被害があった野村町の現場では、黙とうを行った。

１３日はこのほかに、大洲市や宇和島市など愛媛県内の被害が大きかった地域を訪れ、被災者や自治体から要望などを聞き取る考え。