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断水続く西予市野村町 住民待望の仮設風呂

2018年7月12日 16:47
断水続く西予市野村町 住民待望の仮設風呂

西日本豪雨の被害はさらに拡大し、12日午後1時15分時点での死者は184人、3人が心肺停止、63人が行方不明となっている。河川の氾濫により、ほとんどの世帯で断水が続く愛媛県西予市野村町から中継。

肱川が氾濫し5人が死亡した西予市野村町では浄水場が水没したため、ほとんどの世帯で断水していて限られた水しか使えない不自由な生活が続いている。こうした中、12日、住民待望の仮設の風呂が設置された。

西予市野村町では陸上自衛隊・旭川駐屯地の隊員が浴槽とシャワーを備えた仮設の風呂を設置した。避難生活が続く住民にとっては待望の風呂となったようだ。

また、長引く断水は町の基幹産業、酪農にも影響を与えている。山から水を引いていた酪農家では、土砂崩れなどにより水が止まってしまった。牛は水を与えないと熱中症になったり、食欲がなくなったりして搾乳の量が減ってしまう。このため、車にタンクを積み近くの給水所まで一日何度も往復しているという。

西予市では浄水場の復旧作業を行っているが給水再開のメドは立っていないという。