西日本豪雨による被害は拡大し、死者は１７５人、７７人が行方不明になっている。広島・呉市から小正キャスターが伝える。

私はいま呉市の災害対応の拠点となっている呉市役所にいる。館内のホールは、普段、コンサートやイベントが行われる所だが、今は全国から届いた救援物資の一時保管場所になっている。

見てみると、子ども用のおむつやスポーツドリンクがあり、タオルなども段ボールに入って山積みになっている。自治体や企業などから様々なものが集まっている。

さらに、足もとには、物資を送る先の地区の名前が書かれている。積まれているものは１２日に自衛隊が搬送するということで、市の職員が夜遅くまで仕分け作業を行っていた。

市内はまだ通行止めの道路も多くあり、物資を速やかに届けられる状況にはなっていない。ただ、支援をしたいという申し出は多く、当面、必要な物資はここに集まりそうだという。

通行止めは徐々に解除されていて、待っている方のところには少しずつ届きやすくなっていく見込み。