２５万部のベストセラーとなっている本、「定年後」の著者・楠木新氏が１０日夜の「深層ＮＥＷＳ」に出演し、定年後の人生を輝かせるには少しずつでもいいので準備を早く始める必要があると強調した。

楠木新氏「５０代でも仕事が忙しい方はいっぱいいると思うが、４０代に比べたら少しは余裕ができるかもしれない。“小さな時間”でもいいから、次のステップに向けて動き出す」「一気には変われない。転身してリスクを取って、というのは難しい。少しずつの範囲でもいいから５０代から始めれば（定年まで）１０年近くやれるので。そういう働き方が非常に重要ではないかと実感している」

楠木氏はまた、定年後に新たなビジネスを始める人は自身の経験などに即した、いわば「身の丈に合った」事業や規模から始めるのがいいとの考えを示した。