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日常と非常をつなぐ“防災グッズ”とは?

2018年7月10日 13:53
日常と非常をつなぐ“防災グッズ”とは?

様々なブランドのイメージを創り出す仕事をしている外所一石氏(39)。外所氏は、アパレルブランドのプロデュースを行うなど、国内外のファッションやアートにユニークなコンセプトをつけ、マーケティングから商品開発までを手がけている。また、デザイン性も兼ね備えた防災グッズの開発に携わるなど多岐にわたり活動している。


――デザイン性を兼ね備えた防災グッズとは、どんなものなんですか。

例えば、日常と非常をつなぐデザインというのをコンセプトにしています。普段は私たちは精密機械をつかっていると思うんですけど、その精密機械を守るため、クッション性のあるトートバッグみたいなものを用意していて、その生地が海底油田で使われているもので、難燃性・撥水・防水・静電気防止といったものなんですが、それが有事の時は防災ずきんになるようなものになっています。


――(写真に出ていますが)このバッグが、このように防災ずきんになるんですね。他にはどんなものが?

他にはリフレクターの素材を使ったものなんですけど、よく災害時に行方不明になったり遭難したりといった時に、電気(ライト)が使えないことが多いんですが、リフレクターというのは電気に対して反射するので、モノや人が探しやすくなったりというような商品を作っています。


――こちらの商品はなんでしょう。

いま、消火器って、隠されて置かれているケースが多いんですけど、いろんなアーティストと組みまして、インテリアとして扱うようにすると、自分が好きなものであれば、有事が起きた時にそれがどこにあるかというのがすぐにわかるので、消火器をインテリアに変えていくという“消火器アート”というのをやっています。


――オシャレですよね。リビングにこのまま置いといてもいいぐらいですね。

【the SOCIAL guestより】